この言葉の意味合いは
「小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ」
なんですが、これ実は植木の剪定にもよく当てはまります。
簡単に言うと葉っぱだけの剪定や元々の木の樹形に惑わされた剪定をしてしまいがちってことなんですよね
不要な枝を整理しながら樹形を整えていくのが本来の植木の剪定なんですが
葉っぱを短く切ったり、そこそこ透かしたらOKと思われてる方が多いんですよ
これは全体の樹形のバランスを見通せていないということなので強剪定等をするとき、出来栄えにすごーく差が出ます
外すべき枝のことを「忌み枝」(いみえだ)と言うのですが
この忌み枝(本来植木にとって必要のない枝、樹形を乱す、放っておいたら枯れていく枝)をしっかりと理解している技術者は意外に少ない
なかなか見分けがつきにくいんですね
意識して場数踏まないとなかなか見えてこない
逆に見えてくると透かし剪定(特に強剪定)スピードにもの凄く差がつきますし、出来栄えにも差が出ます
植木屋ってね、チョキチョキのんびりやってるってイメージあるじゃないですか?
ところがどっこい割と奥は深い
間口は浅いけどね
奥行きはそこそこ深いんだよーってお話
#stop!!木を見て森を見ず
#枝ぶりだけを見て剪定しよう
ほな✋